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書姿考――拙著造本篇 西野嘉章著

「本書にはわたしの学んだ造本に関する知識のすべてが盛り込まれている。自ら書き、造り、語る、という長年夢に見てきた書物がようやくにして実現したのである。」

 

 美術文献学や博物館工学など、様々な角度から芸術の歴史、技術、実践を総合的に問う第一線の研究者でありながら、自著の装釘や、館長を務めるインターメディアテクや東京大学総合研究博物館での画期的展示を数多く手がけてきた実作者としても知られる、西野嘉章。本書は一九七〇年代初めの同人誌から近刊書まで、半世紀に亘る「拙著出版史」であり「拙著造本批判」である。

 印刷博物館にて行なわれた講演原稿「造本批評拙著篇」をはじめ、自らが手掛けてきた多数の書物を通じて縦横無尽に語られる印刷/芸術/書物論。それは、代表作のひとつ『装釘考』のカウンター・パートを成すと同時に、若者らへ向けての極めて具体的な方法論の開示となる。装釘・造本は『村上善男――玄々とした精神の深みに(第52回造本装幀コンクール 経済産業大臣賞 受賞)と同じく西野嘉章+山本浩貴。カラー図版多数。限定出版。

 

西野嘉章(にしの・よしあき)

一九五二年生。一九八三年東京大学人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。現在、東京大学総合研究博物館特任教授・インターメディアテク館長。著書には『十五世紀プロヴァンス絵画研究』(一九九四年、岩波書店)、博物館工学三部作『博物館学』『大学博物館』『二十一世紀博物館』(一九九五年、一九九六年、二〇〇〇年、東京大学出版会)、『装釘考』(二〇〇〇年、玄風舎)、『ミクロコスモグラフィア講義録』(二〇〇四年、平凡社)、『東京大学』(二〇〇五年、東京大学出版会)、『チェコ・アヴァンギャルド』(二〇〇六年、平凡社)、『Chamber of Curiosities from the Collection of The University of Tokyo』(二〇〇六年、赤々舎)、『鳥學大全』(共著、二〇〇八年、東京大学出版会)、『西洋美術書誌考』(二〇〇九年、東京大学出版会)、『新版装釘考』(二〇一一年、平凡社)、『浮遊的前衛』(二〇一二年、東京大学出版会)、『Anthropometoria』(二〇一三年、東京大学総合研究博物館)、『Jadis le Japon』(二〇一三年、東京大学総合研究博物館)、『モバイルミュージアム』(二〇一三年、平凡社)、『インターメディアテク』(二〇一三年、平凡社)、『装釘考(繁体字版)』(二〇一三年、臺湾大學出版中心)、『Le Comte des nuages』(二〇一五年、東京大学総合研究博物館)、『前衛誌―未来派・ダダ・構成主義』(外国編)(二〇一六年、東京大学出版会)、『行動博物館(繁体字版)』(二〇一六年、藝術家出版社)、『装丁考(簡体字版)』(二〇一七年、中信出版集団)、『村上善男』(二〇一七年、玄風舎)、『雲の伯爵』(二〇二〇年、平凡社)等がある。展覧会企画・図録は『東アジアの形態世界』『歴史の文字』『学問のアルケオロジー』『真贋のはざま』『マーク・ダイオンの「驚異の部屋」』『プロパガンダ1904-45』『グローバル・スーク』『学術標本の宇宙誌』『東京大学コレクション』『鳥のビオソフィア』『維新とフランス』『アントロポメトリア』『形と力』『逸脱美考』『マリリンとアインシュタイン』『東大医學』『雲の伯爵』『植物画の黄金時代』『ルドベック・リンネ・ツュンベルク』『メガロマニア植物学』『十九世紀ミラビリア博物誌』他多数。二〇一五年仏国レジョン・ドヌール勲章シュヴァリエ受章。

目次

書 名    書姿考―拙著造本篇

著 者    西野嘉章

発行所    東京大学総合研究博物館「インターメディアテク」

            代表者 西野嘉章

       一〇〇七―〇〇三 東京都千代田区丸の内二―七―二 JPタワー二・三階

       電話 〇三―六二六九―九四〇〇

装釘・造本  西野嘉章+山本浩貴

印刷所    秋田活版株式会社

税込価格=3,700円 ※小口塗り無し(極少部数)=3,500円
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