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かいもの

いぬのせなか座叢書 第三弾

       私語と定型がゆるく織り上げるこの場所の、この出会いの奥行きに向けて。

いつか訪れる、百年生きたあとの葬儀 のための第一歌集。

発売日:二〇一九年三月三一日

判型:一六三ミリ×一一一ミリ 二八〇ページ

造本:コデックス装 本文二色刷り プラスチックカバー

定価:二三〇〇円

栞=小冊子:荻原裕幸堂園昌彦

装釘・本文レイアウト:山本浩貴+h

発行:いぬのせなか座

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☆刊行半年記念 第1章公開中!

2019年3月末に発売後、約3ヶ月で完売-増刷した『光と私語』。

刊行から半年が経ち、その間、『未来』『現代詩手帖』『現代短歌』『NHK短歌』『美術手帖』『NHK鳥取』『週刊読書人』『東京新聞』『ねむらない樹』などなど、様々なメディアで取り上げていただきました。作品の批評も数多く行なっていただいています。

※こちらよりリストをごらんいただけます!

 

今後、より多くの人々に知っていただきたいとの思いから―加えて「歌集」という形式のもと紙の書籍を制作し流通させることへの批判的検討という意味でも―全3章のうちの第1章のPDFをWebにて無料公開することにしました。

自主流通のため書店で手に取る機会があまりないまま今まで来ている方も多いかと思います。ぜひこの機会に、ご覧いただければ幸いです。

(いぬのせなか座主宰 山本浩貴)

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著者からのメッセージはこちら
推薦文 (随時追加)

駅や広場を暦や行事が群衆のように過ぎていく。たくさんの声。"私"すら群衆の声の一つとして稀釈される。そんな都市の中で"あなた"の声も薄まりながら、でも光のように確かに届く。これはきっと愛や永遠と呼ばれるものだ。

―千種創一

 

𠮷田くんの歌は、通常注目されるはずの物事の因果から視線を逸らす、あるいは解像度を下げることによって、世界がもともと持っていた美しさを発見している。既存の文脈の残像が残っているからこそ、彼の短歌は無軌道でアヴァンギャルドなものではなく、どこか懐かしいような抒情性を湛えているのだと思う。

―堂園昌彦

 

なにかを伝えようという役目を終えて、とうに元の姿を忘れかけながら、さまざまな声と雑じり合うようにして街のあちこちに響いている。あなたにもわたしにも宛てられてはいないけれど、喧騒の中を抜けて不思議と耳に届くささめきのような、かつて誰かの声だった歌。

―山階基

 

相当に長い時間とややこしい思考といくつもの審査を経て並べられたに違いない言葉たちは、けれど自信に満ちた顔つきというよりも、どこか素気なく突っ立っているように思える。ひそやかにひとりの人に視線を送りながら、それでいてたくさんの人々に祝福されたがっているようでもある。いま詩歌は人間の生活の中でいかに機能するのか。驚くべき精度で展開されるその探求と実践がまぶしい。おめでとう。私たちはこの歌集を待っていた。

―山田亮太

 

死んだ目で「寺山修司が好きなんです」って言う𠮷田くんと初めて会ったのはたしか夏目坂沿いの居酒屋だったように記憶している。その年の秋、大学の構内でゲリラパフォーマンスでもやろうと思い立ち、彼にも出てもらった。顔を白く塗り、軍服を着せて戦場っぽいことをやらせたらなんだか楽しそうにしていた。警備員さんにやんわり注意されたので謝って移動して、最後は文学部のすぐ脇にあった彼の部屋に行ってメイクを落とした。あれから十年くらい経って、でもこの十年くらい経ったなと思うような時間も、歌集の中には偽りなく含まれていた。

―カゲヤマ気象台

 

都市の景色を思い出せない。その手がかりを探ってこの詩集をめくるとそこにあるのは言葉によって異化された街だ。そこでは人々が帽子や手を振り、画面には腐葉土の画像が並び、その片隅で誰かが水薬を噛みしめる。

ここに一冊の、言葉だけで組み上げられた世界がある。

韜晦しているようで誠実、達観しているふりをしながらもおセンチ。一読すれば𠮷田恭大の目で世界を読もうとしてしまうだろう。小説家は読まないほうがいい、かも。

―水原涼

 

毎日を水平に横たわって過ごしていた時期に𠮷田君に呼び出され、デリバリーのチキンライスと1冊の本を渡された。やたら余白の多い歌集だった。チキンライスはその場で食べ、歌集は鞄に入れて1ヶ月ほどが過ぎた。例えば感傷は、傷というだけあってやがて癒えるのだろう。しかしあくまでも客観に留める𠮷田君の短歌はそれを許さず、だからこそ失われず、鞄の外で祈りや光みたいに遍在していた。ぽっかり広がる明るい余白のなかで、ずいぶんとのびのびさせてもらいました。

―いつか床子

著者:𠮷田恭大(よしだ・やすひろ)

 一九八九年鳥取生まれ。

 歌人、ドラマトゥルク、舞台制作者。

 塔短歌会所属。早稲田短歌会出身。

 二〇一七年四月より北赤羽歌会を運営。

プロフィール

装釘・本文レイアウト:山本浩貴+h(やまもと・ひろき+h)

 いぬのせなか座主宰。一九九二年/一九九三年生まれ。

 小説・詩・批評・パフォーマンス・デザイン等制作。

 主な装釘・レイアウトに

    加藤治郎『Confusion』

    岩倉文也『傾いた夜空の下で』

    河野聡子『地上で起きた出来事はぜんぶここからみている』

    など。

 西野嘉章『村上善男―玄々とした精神の深みに(著者と共同デザイン

 第52回造本装幀コンクール経済産業大臣賞。

 

そのほか、Twitterなどでいただいたご感想は以下にまとめています。

𠮷田恭大『光と私語』関連ツイートまとめ

■特製ペーパー「雷乃発声/区境を越える」販売中 『光と私語』をより広く深く楽しむための拡張キットです。 本文204ページから始まる連作「ともすると什器になって」の見開きページに重ねることで、 あらたな連作+レイアウトがあらわれます。

短歌:𠮷田恭大

本文レイアウト・デザイン:山本浩貴+h

判型:表紙=185×235mm(厚紙1枚)

   本体=163×222mm(トレーシングペーパー6枚)

第一刷:2019年3月19日

第二刷:2019年4月6日

発行:いぬのせなか座

価格:300円

※本商品は𠮷田恭大『光と私語』の先行予約特典として制作されたペーパーを、増刷し、商品化したものです。表紙のみ新たに制作されましたが、本体のペーパーには変更はありません。

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■書店での購入をご希望のかた 現在、いぬのせなか座各商品は以下の書店さまにてご購入いただけます。(順不同・敬称略) ※「☆」のついている書店では特製ペーパー『雷乃発声/区境を越える』もご購入いただけます。

※𠮷田恭大『光と私語』を店頭にて取り扱っていただける書店様を募集しております。

 また、発売記念の歌会・イベント等のご提案に関しましても、地方開催含め、募集中です。

 いぬのせなか座 reneweddistances(@)gmail.com まで、お気軽にお問い合わせください。

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